高校受験対策は中1から始めるべき
埼玉県に住むママ・パパのみなさん。
お子さんの高校受験はまだ先のことと思っていませんか?実は、高校受験対策は中学1年生から始めるべきなのです。
高校入試を経験していない私も、「高校受験は、中学2年生の2学期ごろから意識すればよいかな」と思っていました。でも、それじゃあ全然間に合いません!
正直、中学2年生の2学期の成績をもらって、かなり焦りました・・・
内申点と呼ばれる通知表の結果は中1からしっかり対象となりますし、私立学校の確約をもらうために好成績が必須の北辰テストは、1~2年生の内容がでます。また、英検や数検を取得していると偏差値に加算して考慮されるなど、受験生にとって多くの面で大きなメリットがあります。
特に、内申点は中学全体の成績が見られるため、早めの準備が必要不可欠です。
本記事では、埼玉県の高校受験対策が中学1年生から必要な理由と、具体的な対策法をご紹介します。この記事を読んで、後悔のない中学校生活を送りませんか。
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理由1:内申は中1~中3の成績が対象
高校受験では、内申点が合否に大きく影響を与えます。
特に、公立高校は中学1年生から中学3年生までの成績が対象となります。各学年の配分は学校によって違いますが、 中1:中2:中3=1:1:2、もしくは1:2:3の学校が多いです。
例えば3年だけよくても、1、2年生の成績が悪いために、内申点が届かないことがあります。
長女はこのパターンです・・・
このように、中学1年生からの勉強の態度や日々のテスト、提出物の結果が積み重なり、内申点として表れます。中学校に入学したときから、コツコツと努力を続けることが大切です。
理由2:北辰テストは中1~中2の内容も多く出題
北辰テストとは、埼玉県内の中学3年生ほぼ全員が受ける模擬試験で、高校受験の準備にとても重要です。なぜなら、多くの私立高校が合否の基準としているからです。
北辰テストは通常、1年に8回実施されますが、中学1年生および2年生の学習内容も多く出題されます。特に最初の3回は1~2年生の内容がほとんどです。
そのため、中学1年生からの内容もきちんと理解し、覚える必要があります。1年生から一夜漬けではなく、継続的に勉強することで焦ることなく、安心して受験に臨むことができます。
特に理科は、第4回まで、1~2年生の範囲しか出題されません。
理由3:英検・数検・漢検は準2級が必要
英検や数検、漢検を持っていると、多くの高校が入試で優遇措置があります。
英検または数検の準2級の場合は+1、2級の場合は+2が加点されます。(2024年度の場合)
特に中堅以上の高校の場合、準2級以上を持っている必要があります。(英検準2級は高校中級程度、2級は高校卒業程度)
いきなり準2級を受けることもできますが、実力に見合った級(中学初級程度は5級)から受検することをおすすめします。基礎をしっかり固めることで、少しずつ実力をつけて目標の級に合格するための準備ができます。
スケジュールから考えても、中学1年生から受検し始めたほうがよいです。
英検を受けたことがない場合、5級から受けることになります。英検は1年に3回実施されているので、5級からスタートして準2級を合格するまでには、4回受検する必要があります。
2年生から受けると、1回も失敗できません・・・
第2回検定の二次試験の結果は11月下旬に出ます。私立高校の確約をもらえる、ギリギリのタイミングです。
余裕をもって受検するためには、中学1年生から受検することをおすすめします。
長女は中学1年生から英検を受け始めて、中学3年生の9月に準2級を受けます。
理由4:大量の受験情報を無理なく集められる
高校受験は情報戦といわれるほど、多くの情報を集めることがカギとなります。
お子さんが中学1年生のときから周りのママに聞いたりして、少しずつ情報を集めておくと、中学3年生になったときに志望校選びで焦らなくてすみます。
まわりに聞ける人がいない場合は、私のブログを参考にしてください。
一度にたくさんの情報を集めようとすると混乱してしまいます。時間をかけて少しずつ情報を整理すれば、親子で安心して中学3年生を迎えることができます。
理由5:部活の目標がはっきりする
実は埼玉県の高校入試では、部活動の内容によって加点がもらえる場合があります。
- 県大会出場
- 部長経験あり
「上手になりたい」とぼんやり思っているよりも、「県大会に出場したい」という具体的な目標があったほうが、より充実した部活の時間を過ごすことができます。
そうすることで、勉強と部活を無理なく両立でき、さらに高校受験にもその経験を生かすことができます。
今ならやりたい!3つの対策
それでは長女が中学3年生になる直前に、「やっておいてよかった!」「やっておけばよかった・・・」と感じた経験を元に、中学1年生からできる対策をご紹介します。
対策1:内申点を高める
内申点を高めるには、日々の授業態度や定期テストへの対策が欠かせません。
まず、当たり前ですが、授業中はしっかりと先生の話を聞きます。
長女のように、授業中に寝るなんて言語道断です・・・
小テストは、少しでもよいので復習してから受けましょう。またこちらも当たり前のことですが、宿題は必ず提出します。
定期テスト前には出される範囲をしっかり復習し、苦手なところに力を入れて勉強することが大切です。
このように当たり前のことですが、できてない人もいます。基本のことを着実に行うことで、内申点を確実に上げることができます。
対策2:中学1年生から塾に行く
中学1年生から塾に通うことで、子どもにとっても親にとってもいいことがあります。
子どもにとっては、定期テスト・検定の対策や受験に向けた準備が効率よく行えます。親にとっては、受験の情報を入手できるパイプができることになります。
ただ、塾選びを間違うと、定期テストや検定対策がないだけではなく、保護者会や面談もなく、受験情報が一切はいってきません。
ママ友4人で集まりましたが、うち以外の塾に通っているママは、受験情報をほとんど知らない人もいました。
塾に行けば、子どもは自然に勉強時間を確保できますし、塾から情報が入ってきます。特に働いているママや、情報収集が苦手なママはおすすめです。
対策3:定期的に模擬試験を受ける
模擬試験は、お子さんが今の自分の力を知り、本番の試験の練習ができる大切なチャンスです。
中学1年生から定期的に模擬試験を受けると、自分が得意なことや苦手なことを見つけて、早くから改善することができます。偏差値が出るテストであれば、子どもの実力を相対的に把握することができます。
定期的に子どもの学力結果が送られてくるので、受験の意識も自然にできてきますよ。
また、模擬試験に慣れることで、本番の試験で緊張せず、しっかりと実力を発揮できるようになります。
早めの対策で悔いのない受験準備を
早めに受験の準備を始めると、しっかりと準備ができて、自分自身も成長できます。
計画を立てて毎日努力を続けることで、受験の時に感じるストレスを減らし、後悔のない受験生活を送ることができます。これから始まる中学校生活を自信を持って進むために、今から少しずつ準備を始めましょう。
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